とある日のこと。なかなか一向に手を付けられず溜まってきてしまった放置車両に頭を悩ませていました。
数人に話をしたところ 他の仲間も似たような悩みを持っていたようで、それなら仲間内で放置車両をトレードすれば モチベも上がりお互い完成させられるのではないかという話に。
そして その話を快諾してくれた はまのべさんに協力を頂き こちらの車両と引き換えに彼の長野電鉄2000系を引き取りました。
大変前置きが長くなってしまいましたが、制作開始です。
既に先頭車と中間車はドアをツライチになるよう切り取り奥へ再接着されていたので それに習い後尾車の加工を行いました。
我が家の放置車両たちと長電2000系(右から2つめ)
各車屋根のRが実車とくらべ足りなかったので プラ板を重ねて 強制的に付けます。
顔もはまのべが行った工法と同じく 旧客の屋根を流用。
(このあと江ノ電600を優先させた為 期日までのこり数日間で仕上げることになりました)
適当に切り出した プラ板を重ねてその上にパテ盛り
各車パテ盛り
元のドアのバランスが悪いのでプラ板で縮めます。
全面窓の内側にプラ板を貼りHゴムを再現
スカートもプラ板で制作し 装着。
後尾車も同じく。
ちなみに種車特有の台車は側面を一部切り落とし 車体と合わさったときに変にならないよう加工されていたので それに習って加工します。
屋根に 渡り板や雨樋などのモールドをプラ板で制作し貼り付け。
全面は江ノ電旧500から複製したライトを装着
サフ吹き。
傷との戦いです 傷が予想よりも多かったので捨てサフを吹いて中目でずっとヤスリがけ
車体色。
使用塗料は鉄道カラーのクリーム1号
583系の車体色と同じものを使いました
中間車にマスキング。
塗り分け位置を吟味しながら貼ります
先頭、後尾車も同じく。
特徴的な金太郎塗りを再現する為に曲線マスキングテープを使いました。
帯色の塗装です。
このあと急いで屋根色を塗り マスキングを剥がします。
マスキング剥がし
遠目で見ると京急みたい(適当)
クリア塗装。
日没時間ギリギリです…
数時間外で乾燥させたら 色指しを行い完成です!
クーラーは アーバンライナー、hiseなどのクーラーを複製してきました
最末期のリバイバルりんご色を想定して さよならヘッドマークも制作。
車体裏には 落成日と文字が入ったステッカーを貼り付け(図々しいアピール)
運転会会場では まっつーの253系と並べて最末期の長野電鉄風に。
この車両は 2018年6月に引き受けて以来 実に約2年越しの完成となりました。はまのべ本人によると着工してから実に約6年越しの完成なんだとか。
過去に制作中の姿を彼のブログで拝見したことがあり、時間こそ掛かってはしまいましたが このような形で完成させることが出来て嬉しく思います。
長野電鉄 2000系(D編成)
(制作期間)
2018.6/6(引き受け日)~2020.3/21 (制作開始年2014)
(使用種車)
地下鉄電車
(使用塗料)
・車体色 鉄道カラークリーム1号
・帯色 Mr.カラー 赤
・屋根色 Mr.カラー ニュートラルグレー(基本色)
●画像ギャラリー
2022.05.22 小布施駅 ながでん電車広場にて 念願の実車との対面。
実車の予想以上な丸みの多さに驚きました。