池谷車輛館

改造、製造したプラレールを紹介するブログです。

東京都交通局6000形電車

今回は都電6000型を制作しました。

 

都電6000型は過去にプラレールでも製品化されており 保存車両も都心部を中心に数両存在することから 実車を良く知らない方でもこの車両の存在を知ってる方は多いのではないでしょうか。

 

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参考までに飛鳥山公園に保存されている6080号です。

 

また最近発売された都電荒川線9000形が製品化され、製品を購入したこともあり都電の車両が欲しい機運が高まっていたのも理由です。

 

 

制作開始。

種車は 当ブログでは度々登場している箱根登山鉄道をベースに改造します。

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前後左右のドアを移動させます。

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さらに引き戸再現の為、彫刻刀で片側を1段低くなるよう掘ります。


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そして 1度顔を車体から切り落し、顔の丸みをキツくしてから車体に再接着します。


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ドア下部と全面部分に基礎となるプラ板を接着します。


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乗務員扉の段差をプラ板で埋めます。


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過去に制作した車両から取り外した爪(フック)を設置します。(過去に京王2600系として制作したものの爪)


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レールとの隙間(ギャップ)はこのようになりました。

なるべく路面電車としての印象を出したかったので最低限走れるギリギリまで詰めます。


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ここで各部にパテ盛り。


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ここで 側面部のサッシを切り取り 新たにプラ板でサッシを中央よりに接着します。

下段にも 細く切り出したプラ板を接着。


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パテ盛りした部分を削り 足りない箇所に再度パテ盛り。


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一通り削り終わったあと イメージを掴むため サインペンで下書き。

思ってたよりはそれっぽくなってきましたかね?

 

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0.5mmプラ板を細切りにし、画像のように接着。

全面下部の排障器のパーツです。


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既に雨樋やらなんやら細かいモールドが接着されていますが このような感じになりました。

さらにドア窓部分にサッシ等を接着しました。

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コトブキヤの丸モールドを使い ヘッドライトとテールライトを接着。

テールライトは サイズ違いの物を組み合わせて段差を表現しています。


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そして 排障器が付いた状態でのレールとの隙間は このような感じに。

かなりギリギリですが、オーバルのレイアウトを試運転した際には 特に問題ありませんでした。

 

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バンパーの中央部分に窪みを掘り、額の部分には 方向幕の再現のため穴を開けます


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同じ大きさに切り出したプラ板をはめ込み接着。


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側面部分の細かいモールドやドアのプレス(?)再現のためプラ板を接着(実車は窪みですが 技術力がなくこのような再現になりました。)


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細切りにしたプラ板を使いビューゲルを再現。


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今回は可動式にするため 簡易的な方法ですが、付け根部分に針金で可動出来るようにしました。


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サフです。今回も結構キズが多かったので ある程度処理しました。

画像は仕上げのサフを吹いた姿です。


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鉄道カラーの黄色5号で車体色を塗装後マスキングを行います。

割と細かい箇所が多く大変でした。


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帯色の塗装です。

ここではMr.カラーのレッド(赤)を使用。


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赤色を塗った後に 赤が明るい気がしたのでスモークを吹きました。

結論から言うとあまり塗る意味はありませんでした。


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屋根塗装です。

タミヤニュートラルグレーを使用。

 

クリア(半光沢)を吹き、ステッカーを貼り付け完成。

 

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方向幕は進行側が「荒川車庫」逆側が「早稲田」となってます。

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種車の頃と見比べると 頑張ってそれなりの雰囲気を出せたなと自分ながらに思います←

 

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自作したビューゲルもちゃんと画像のように可動します。

 

帯色は狙ってた色味よりも少し暗めになってしまいました…。

 

車番は府中市に保存されている6191号を選びました。落ち着いたら親子写真を撮影しに行ければいいなと思います。

 

路面電車とはいえ それなりに加工と塗装共に大変な車両でしたが 完成して満足です。

 

 

東京都交通局6000形電車

(制作期間)

2020.4/17~2020.4/25

(使用種車)

箱根登山鉄道モハ2形

(使用塗料)

・車体色 鉄道カラー黄色5

・帯色 Mr.カラー 赤/タミヤ スモーク

・屋根色 タミヤ ニュートラルグレー