お誘い頂いていましたとあるイベントに向けて制作をしていた車両でした。
今回も加工数を少なく楽して作ることに念頭を置きつつ、制作を進めていきます。
種車は東京メトロ日比谷線13000系。最近中古価格が割といい値段するみたいですが、今回も惜しみなく使用します。
肝心の顔などの部品は 3DCADで作成後、3Dプリンタで印刷
顔が付くとイメージはこんな感じ。
新メカのネジ受けを避けるために顔が少し厚くなってしまいました。
窓のサッシは 3DCAD上でそのままはめ込むことで再現出来るパーツを設計しました。
前述のパーツを取り付けるとこのような感じに。
Pカッターやクラフトのこを駆使してクーラーやパンタグラフを撤去。
今回はネジ棒を残すために、切り取る前に長細いプラ板でネジ棒位置を固定してからクーラーを完全に撤去する手法を取りました。ぶっちゃけ面倒です()
車両肩部分のモールドもヤスリで削り落とします。
整えた後、屋根に0.5mmプラ板を貼り付け
貼り付けた0.5mmプラ板の上に細切りした0.3mmプラ板を接着します。
加工が終わり次第、サーフェイサーを塗布していきます。
パンタグラフの加工です。
使用したのは別体になっている製品のパンタグラフ。
内側のモールドを切り抜き、2mm丸棒を接着してPS13パンタグラフ風に。
搭載する車両にプラ板で渡り板を再現(忘れてた)して載せるとこのように。
いよいよ塗装の工程です。
塗装順は色々悩んだのですが、先に白の細帯から塗ることにしました。
使用したのはガイアカラーのアルティメットホワイト。
2mmマスキングテープで 帯の部分のみマスキングしていきます…
マスキング後、次に赤色を塗るため 赤帯が来る場所をマスキング…
使用したのはガイアカラーのブライトレッド。
次は車体中央部に入っているグレー。
こちらはアルティメットホワイトをベースにピュアブラック+ブライトレッドを少々足して調色しました。
白い車体に塗っているので、イマイチ塗れてる感触がありませんでしたが、問題なく塗れていました😅
最後の車体色、青色を塗るために剥がしてマスキングし直します。
こちらはガイアノーツのネイビーブルー。
素のままでも良かったのですが、白っぽい車両に塗ることを配慮して少しブラックを足しました。
このあとマスキングの都合で後回しにした 車体上部の赤帯を塗り、車体色の塗装は全て終了。
最後に屋根の色となるMrカラースプレーのニュートラルグレーを塗布
車体の乾燥待ちをしつつ アルティメットホワイトにビリジアングリーンを少々足して 幌の塗装を行います。(こちらは筆塗りで)
完成してから写真見返したらもっと緑色が濃くても良さそうでした…。ここは失敗です。
塗装が乾いた頃合をみて、緊張のマスキング剥がしの義。
割と綺麗に出来てとりあえず安心です。
塗装が漏れてしまった箇所を細筆でちまちま修正。ドアの辺りとか気をつけた割には漏れてました🥲
窓やヘッドライトに色さし。別途塗装した幌も接着。
屋根に用意したベンチレーターを接着すれば、最終工程のクリア塗装に移行です。
クリア塗装が乾けば、いよいよフィニッシュ!
・完成!
相鉄6000系は組成バリエーションも数多く その中から4連をチョイスしました。
目論んだ通り、赤色の車輪が似合ってます。
PS13風パンタグラフ
先頭車 クハ6500形
この号車には幌を装着しました。
2号車 モハ6100形
妻面部分に窓が無いのは仕様です(手抜き)
3号車 サハ6600形
モハ6100に同じく妻面は手抜きです
後尾車 モハ6000形
以上です。
今後も日比谷線13000系を使用した改造車は幾つか考えていますので、ご期待ください(?)
制作期間:2023 12/20~2024.1/23
使用塗料:↓
車体色青:ガイアノーツ AT22 ネイビーブルー+ピュアブラック
車体色グレー:ガイアカラー アルティメットホワイト+ピュアブラック+ブライトレッド
車体色帯赤:ガイアカラー ブライトレッド
車体色帯白:ガイアカラー アルティメットホワイト
屋根:Mr.カラースプレー ニュートラルグレー