東急電鉄旧5000系。実車は最近まで熊本電鉄で活躍してたり、渋谷駅のハチ公前に置かれていたので、この車両をご存知の方も多いかと思います。
この車両は昔から作りたい!と常々思っていた車両でした。
改造駆け出しのころに209系金型から無謀な改造しようとしたり、はたまたプラ板からのフルスクラッチで作れないかと考えたり…。
3Dプリンタの導入に伴い複雑な車体も出せるようになったことから印刷候補の一つでした。そしてこの度作り始めることに。(2021年の話)
▲209系車体から無理やり作ろうとしていた頃の痕跡。2016年の話でした。
さて、いつも通りCADで設計しまして 印刷1回目。
顔の角度が予想よりも浅く雰囲気ものっぺりしてしまい イマイチでした。
印刷2回目。
顔の角度を調整しました。一回目の印刷よりもイイ感じ。
印刷3回目。
顔の角度を更に鋭角に変更。窓も抜き窓に仕様変更。
ほぼ理想系になったので 塗装と色さしを行いました
とりあえず2両出揃ったので編成を組んでみましょう
よきかな…
印刷の特性上 仕方の無い事なのですが、先頭車の歪みが酷いです…
先頭部の顔から妻面にかけて弧を描くように歪んでいるのがお分かりいただけると思います。
しかし電池を入れた状態で動力車が入らないという致命的な設計不良があったので、先頭車は印刷し直し、中間車を1両塗りました。
2021年7月22日に開催された、第11回目町田トレインコネクションにて走行中の同車。
この際に設計不備が見つかる。
先頭車の設計を改良し、現在では3両で仮完成状態ですが、最終的には6連での組成を目指しています。
印刷した車体の歪みやひずみが顕著に出ているため、現在3両だけ塗装して保留中です。。。今後歪み対策をさらに練って改良、制作を続けていく予定です。
※2023.3.20 追記
2023年にMTCにて東急線全線再現運転会を行うことになり、一時的に凍結していた作業を再開。
外見上デフォルメの違和感やネジ棒の追加など、そこそこマイナーチェンジしました。
・全面窓の比率変更、Hゴムの幅を太く
・乗務員扉の天地変更、位置移動
・ドアの天地の変更、ドア窓R変更
・戸袋窓のデザインやり直し
・ドアステップ延長
・LEDの電装準備工事
・雨樋の形状変更
・屋根Rの修正
・ベンチレーター、パンタグラフ別パーツ化
ネジ棒の追加。
足を2本にしてLEDが通るスペースを設けています。
色は、鉄道カラーの東急ライトグリーンをベースにガイアの白とか黄色を足して調色。
塗装
色さし
LEDの電装。今回は急行灯を含め3灯
完成!!
歪みは仕方なしとしても個人的に納得いくレベルまで持ってこれました。(少なくとも昔の車体よりはマシになりました。)
あぁ… ムリはしないさ…。ムリをせずに勝ちに行く…!
電車でD(同人誌)にて登場する秋山延彦の操る車両でもある旧5000系。通販で手に入れた同人誌と共に並んでるのを見て酒が飲めます(飲んでない)
なんやかんや1年半くらい作ってますが、あとは間に合わなかった2両分+αできれば、ひと段落つけそうです。
東急5000系
制作期間:終了未定
塗装:スプレー缶→イージーペインターへ変更
車体色:Mr.カラーデイトナグリーン→東急ライトグリーン+イエロー+ブルーの調色へ変更
屋根色:Mr.カラー ニュートラルグレー
(ギャラリー)
▲2021.7.26 第11回町田トレインコネクションにて
▲2023.3.19 第15回町田トレインコネクションにて、地上渋谷駅で発車を待つさよなら列車
▲2023.3.19 同上
お役御免になった旧車体は、渋谷駅前に鎮座してもらいました。
▲2023.5.5 第9回鉄道模型広場inルミエール府中