11月某日。今年3月に続き二度目の川口でんしゃ広場の時期が近づいて来たころ。
主催の将軍様に以前制作した京葉線103系と201系を持ってくるよう言われました。どうやらシャトルマイハマを作るようです。
京葉線かぁ……。
京葉線の響きと共に ふと、とある車両が欲しくなりました。
「583系欲しくね?」
何を隠そう 過去に制作していた放置中の車体が手元にあったので 思い切って11月中旬から作業を開始しました。
画像は2018年2月ごろの状態で、定期的にちょくちょく進めてはいましたが 完成までは程遠い状態でした。
作業するための確認として 手持ちの鉄道模型と比較。
折り戸の設置がメインかと思いきや 乗務員扉の位置が違ったりで 想像より作業が必要だったようです。
とりあえず 乗務員ドアの位置を前側にずらし 折り戸を設置するスペースも開けます。
折り戸の設置は後にまわして スカートの制作。
当初 製品スカートを流用し加工したものを使おうかと思っていましたが、みすぼらしかったのでプラ板から制作します。
指や棒状のもので癖をつけて接着。まだ何とも言えない感じですが、製品流用よりはかっこいいかと()
製品の連結器部分のみ切り取り 接着剤とプラ粉を使い 連結器カバーの形状に整形。
周りにモールドを貼りそれっぽく…
さらにスノープラウを設置。盛り上がって来ました←
先頭車にスイッチ穴を開けます。スイッチの長さが足らないので、後ほどパテで延長します。
いよいよ折り戸の設置です。Pカッターで溝を入れ、幅を合わせて切ったプラをはめ込みます。
穴はピンバイスで開け、丸棒のやすりで整えます。
中間車にも同様に折り戸をはめ込み、一部の窓を埋め扉部分に溝を入れます。
さらに窓を一か所ピンバイスで開けます。
また、先頭車と後尾車には全面のヘッドマーク部分に穴を開けます。
パテ盛り。おゆまるを使い製品の製品のしんだいとっきゅう からクーラやベンチレーターなどを複製。
またスイッチの延長、砲弾型ヘッドライトの生成、キズが深い箇所にも盛ります。
硬化したら クーラー左右についている出っ張り(ダクト?)モールドは不要なので削っておきます。
中間車屋根の(名称不明)は角棒を削って再現を行います。
また爪楊枝の先端を使い碍子っぽく。
砲弾ライト、静電アンテナ、ホイッスル?雨どいを取り付け。
せっかくなのでリアルに。
捨てサフ。紙やすりで対処できない大きなキズは埋めます。
塗装、マスキング。
車体色は鉄道カラーのクリーム1号。なんとなく気持ち色暗めでしょうか?
ヒゲ部分のマスキングは0.4mmの物を使用。かなり気を使ったのでしんどかったです…。
塗装が終了…。凄まじい達成感でした…笑
ヘッドライト、特急マーク、窓などに色差し。
砲弾ライトの部分にはクリアレンズを入れました。
方向幕を印刷し、いよいよ最後の行程です。
折角なのでヘッドマークは交換できるようにしてみました。
プラ板に方向幕のステッカーを貼り、方向幕が固定できるように透明プラ棒で足を生やし、うまくハマるように調整。
ちなみに方向幕は 汎用性の高い「臨時」、記念列車の「Y156」、そしてメインの「わくわくドリーム号」の計3種類。
なお 気力が持たなっかったので後尾車は「臨時」固定です。
ヘッドマークを押し出して交換する様はまるでトミックス ハイグレードの583のようです()
すべての行程が終わり ようやくこれにて完成です!
(撮影/協力:ON@raimu_zaki)
放置期間は約1年9ヵ月ほど…。実は、改造を始めたての頃(約5年前)に一度作ろうと計画して挫折した車両でもあります()
今回は一つの区切りといいますか、過去の自分が欲しかった車両にリベンジできたことが気持ちとして大きいかもしれません。知らんけど。
583系N1N2編成
使用塗料:
車体色/鉄道カラー クリーム1号
帯/鉄道カラー 青15号(スカ色など)
屋根/Mr.カラー ニュートラルグレー
その他/スカート(サーフェイサー)
制作期間:2018.2月ごろ~2019.11/30
●フォトギャラリー
▲第12.6回北本でんしゃ広場にて(2021.3.27)